25日夜に指し掛けとなった第78期将棋名人戦七番勝負(朝日新聞社、毎日新聞社主催、大和証券グループ協賛)の第3局は、26日午前9時に封じ手が開封されて再開された。豊島将之名人(30)と挑戦者の渡辺明三冠(36)がともに1勝して迎えた対局は2日目に入り、午前中から本格的な戦いに突入しそうだ。
午後0時30分からの昼食休憩と午後6時からの30分の休憩をはさみ、夜までに決着する見込み。立会人は塚田泰明九段(55)が務める。(村上耕司)
11:18
お昼を保留して長考
午前10時35分、対局室に係の女性が昼食の注文を取りに入った。豊島名人はすぐに決めたが、渡辺挑戦者は1分ほどメニューを眺めていたが、結局あとで注文することを伝え、回答を保留した。
その後、渡辺挑戦者は長考に沈み、11時18分に△2四同歩を着手した。56分の考慮時間だった。
挑戦者はまもなく対局室を出て、改めて昼食にネギトロ巻き(さび抜き)を2本注文した。(村上耕司)
10:22
名人、総攻撃へ
豊島名人が31分の考慮で▲2四歩と仕掛けた。総攻撃の手始めとなる手だ。局面が大きく動き始めた。
拡大する将棋会館の特別対局室で渡辺明三冠を待つ豊島将之名人=絵・桑高克直
着手の後、名人は退室したが、…
980円で月300本まで2種類の会員記事を読めるシンプルコースのお申し込みはこちら
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル